ガレリアRT5は税別10万円以下で購入可能なゲーミングPCです。
価格面はとても魅力的なモデルですが、気になるのは性能面。
とくに「オンラインゲームの推奨スペックを満たしているのか?」は重要事項ですよね。
今回はガレリアRT5のスペックをレビューしていくので、ぜひ参考にしてください。
↓ガレリアは 2020 7/10より新しいモデルに変更になりました↓
ガレリアRT5のスペック
まずは、ガレリアRT5のスペックを表にまとめました。
ガレリアRT5のスペック一覧
価格 | 99,980円(税別) |
CPU | Ryzen 5 3500 |
グラフィックス | GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6 |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 256GB NVMe SSD / 1TB HDD |
光学ドライブ | なし |
CPUファン | AMD静音CPUファン |
CPUグリス | ノーマルグリス |
電源 | 500W 静音電源 (80PLUS BRONZE) |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
ガレリアRT5はドスパラのなかでも人気商品のひとつです。
とくに、ゲーミングパソコンをはじめて買う方や、予算を抑えて購入したいと考えている方にぴったり。
しかし、重要なのは「プレイしたいゲームの推奨スペックをクリアしているか?」
さっそく、人気オンラインゲームのスペックを調べてみました。
ゲームタイトル対応表
ガレリアRT5は上記に挙げた人気オンラインゲームの推奨スペックを満たしていました。
しかし、ゲームタイトルによっては推奨スペックをクリアできない(最低動作環境は満たしている)場合もあるので要注意。
プレイしたいゲームが決まっている方は、必ずゲームの公式サイトで推奨スペックをご確認ください。
各ゲーム会社が公表しているゲーム推奨スペック(OS,CPU,グラフィックス,メモリなど)を満たしているかどうかをチェックしています。
つづいて、ガレリアRT5に搭載されているパーツごとに「どの程度の性能なのか?」解説していきます。
ガレリアRT5:CPU
ガレリアRT5に搭載されているのは「Ryzen 5 3500」です。
【AMD CPUの比較】
型番 | コア数(スレッド数) | 定格クロック(TDP) | 性能目安 |
Ryzen9 3950X | 16(32) | 3.50GHz(105W) | 4137 |
Ryzen9 3900X | 12(24) | 3.80GHz(105W) | 3453 |
Ryzen7 3700X | 8(16) | 3.60GHz(65W) | 2389 |
Ryzen5 3600X | 6(12) | 3.80GHz(95W) | 1926 |
Ryzen5 3600 | 6(12) | 3.60GHz(65W) | 1874 |
Ryzen5 3500 | 6(6) | 3.60GHz(65W) | 1337 |
Ryzen5 3400G | 4(8) | 3.70GHz(65W) | 984 |
Ryzen3 3200G | 4(4) | 3.60GHz(65W) | 763 |
Athlon 3000G | 2(4) | 3.50GHz(35W) | 479 |
Athlon64 X2 3800+(基準) | 2(2) | 2.00GHz(89W) | 100 |
【参照】ドスパラ「AMD CPU性能比較」
目安スコアは他シリーズとの性能差の参考としてご覧ください。
【AMD CPUの性能比較】
「Ryzen 5 3500」はスペックを下げて、価格を抑えたCPUです。
上位モデルと比較すると性能は落ちますが、ゲームプレイに大きな支障が出るスペックではありません。
むしろ、価格と性能のバランスを考えると「コスパが良い」と評価している声もあるため、価格重視の方にとっては心強い味方と言えるでしょう。
ガレリアRT5:グラフィックス
グラフィックスはゲーミングパソコンにおいて重要なパーツです。
ガレリアRT5に搭載されている「GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6」のスペックをチェックしていきましょう。
下記にGeForceシリーズ(RTX,GTX)の一覧をご用意しました。
【GeForceシリーズの性能】
名称 | クラス | 性能目安 |
RTX2080Ti | ハイエンド | 1270 |
RTX2080 SUPER | 1084 | |
RTX2070 SUPER | ミドルクラス | 993 |
RTX2060 SUPER | 837 | |
GTX1660 SUPER | 621 | |
GTX1660 | 546 | |
GTX1060 | 410 | |
GTX1650 SUPER | ローエンド | 478 |
GTX1650 | 366 | |
GT1030 | 75 |
【参照】ドスパラ公式サイト「比較対象GPU一覧」
目安スコアは他シリーズとの性能差の参考としてご覧ください。
【GeForceシリーズの性能比較】
性能としては、シリーズのなかでも中間層のミドルクラスです。
まさに、GTXシリーズは「価格を抑えつつ、そこそこの性能を求めている」方におすすめ。
決して「超高性能」ではありませんが、オンラインゲームを楽しむための環境は整えられるスペックです。
ガレリアRT5:ストレージ
ガレリアRT5のストレージは「256GB NVMe SSD / 1TB HDD」です。
プレイしたいゲームが少ない方は標準スペックのままでも問題ありませんが、複数のゲームを楽しみたい場合や動画を多数保存したいのであればグレードアップをおすすめします。
ちなみに、現時点では「+5,000円で512GB SSD」「+13,300円で1TB SSD」へ変更可能です。
参考までに人気オンラインゲームの必要容量の目安をまとめました。
FF14 | 60GB以上の空き容量 |
VALORANT | 22GB以上の空き容量 |
Fortnite | 20GB以上の空き容量 |
APEXLEGEND | 22GB以上の空き容量 |
RAINBOWSIX SIEGE | 61GB以上の空き容量 |
ただし、オンラインゲームはアップデートにより必要容量が増える可能性があるので注意が必要です。
ガレリアRT5:電源
ガレリアRT5の電源は「500W 静音電源 (80PLUS BRONZE)」です。
メーカー名は記載がなく不明です。
また「80PLUS認証」の電源(パソコンで使用する電源に変換するときの変換効率が80%以上)を使用しています。
「80PLUS認証」電源のなかにもいくつかランクがあるので、まとめてみました。
STANDARD |
BRONZE |
SILVER |
GOLD |
PLATINUM |
TITANIUM |
「STANDARD」⇒「TITANIUM」の順番で上のランクです。
ガレリアRTに使用されているのは「BRONZE」の電源なので、GOLDやPLATINUMと比較すると性能は低いです。
パーツにこだわる人のなかには「メーカー不明」&「BRONZE」の電源は避ける方もいらっしゃいますが、「BRONZE=悪い」わけではないのでご安心ください。
ガレリアRTのデザイン
つづいて、ガレリアRT5のデザインを見ていきましょう。
ガレリアRT5のデザイン&内部構造
ガレリアRT5はKTMミニタワーケースを採用しています。
デザインのモチーフは「日本刀」です。
煌びやかに光ったりするわけでもないため、とってもシンプル。
人によっては「ものたりない」「ダサい」と感じるのも事実ですが、無駄のないスッキリとしたデザインが良い方には好まれます。
- コンパクトなサイズ感
- エアフロ―にすぐれている
ガレリアRT5はエアフロ―にもすぐれたつくりなので、ご安心ください。
吸気口から背面ファン&電源ユニット搭載ファンへ、空気が自然に流れるように配慮されているため熱によるパーツのダメージを軽減できます。
また、省スペース性とハイエンド構成を両立できるモデルでもあるため、搭載力についても魅力たっぷり。
ガレリアRT5の大きさ&重量
ガレリア専用 KTMミニタワーケース (MicroATX) | |
大きさ | 185(幅)×395(奥行き)×370(高さ) mm |
重量 | 約8.2㎏ |
ガレリアRT5の大きさはひとことでお伝えするならコンパクト。
比較対象としてガレリア専用KTケースを挙げてみます。
ガレリア専用KTMミニタワーケース | ガレリア専用KTケース | |
大きさ | 185(幅)×395(奥行き)×370(高さ) mm | 207(幅)×520.7(奥行き)×450.2(高さ) mm |
重量 | 約8.2㎏ | 約13.9㎏ |
幅、奥行き、高さともにガレリア専用KTケースと比べると、ひとまわり小さいサイズです。
そのため、あまり場所をとりたくない方にもガレリアRT5はぴったりです。
他モデルとの価格比較
ドスパラのガレリアRT5を他メーカーの同価格帯ゲーミングPCと比較してみましょう。
今回はマウスコンピューターの「G-Tune PM-Z」をピックアップしました。
ガレリアRT5 | G-Tune PM-Z | |
価格 | 99,980円(税別) | 99,800円(税別) |
CPU | Ryzen 5 3500 | インテル(R) Core(TM) i5-9400 プロセッサー |
グラフィックス | GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6 | NVIDIA GeForce GTX 1650 SUPER / 4GB |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM | 8GB メモリ [ 8GB×1 ( PC4-21300 / DDR4-2666 ) |
ストレージ | 256GB NVMe SSD / 1TB HDD | 256GB SSD ( M.2 SATA3 接続 ) |
光学ドライブ | なし | なし |
CPUファン | AMD静音CPUファン | 標準CPUクーラー |
CPUグリス | ノーマルグリス | 標準CPUグリス |
電源 | 500W 静音電源 (80PLUS BRONZE) | 500W 電源 ( 80PLUS(R) BRONZE ) |
OS | Windows 10 Home 64ビット | Windows 10 Home 64ビット |
ドスパラの「ガレリアRT5」とマウスコンピューターの「G-Tune PM-Z」を比較した場合、コスパ面重視ならガレリアRT5を好む方が多いのではないかと考えられます。
理由としては、グラフィックス&メモリ&ストレージのスペックがガレリアRT5の方が高いからです。
かりに「G-Tune PM-Z」のグラフィックスを「ガレリアRT5」と同程度にすると、+9,800円かかります。
また、メモリに関しても「8GB⇒16GB」にグレードアップするなら+10,800円です。
ストレージについては1TB/HDDを足すと+5,800円。
つまり、ドスパラと同じスペックにするとトータルで26,400円が必要ということ。
ただし、ガレリアRT5のCPUはインテル製ではなく、AMDのRyzen5 3500です。
インテル製への変更はできないため「CPUのメーカーは絶対インテルが良い」方へは「G-Tune PM-Z」の方がおすすめできます。
コストを抑えたゲーミングPCが欲しいならガレリアRT5
ガレリアRT5は価格が10万円以下ながら、人気のオンラインゲームも楽しめるスペックです。
はじめてゲーミングパソコンを購入する方や、予算を抑えたい方におすすめできるモデル。
ストレージやCPUはカスタマイズも可能なので、必要に応じてグレードアップ可能!
カスタマイズをしたとしても15万円以内におさまるパターンが多いので、コスト面でもとても優秀と言えるでしょう。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。